2007年12月14日金曜日

不動産チラシ罫線部の設計

印刷物通りに作る事ができればワードの腕前はかなりのものと言っていいのではないでしょうか。
次の例は不動産のチラシに使っている物件概要の部分を測定しそれをワードで実現する方法です。
●チェックポイント
表・セルのサイズ、フォントサイズ・種類、セル内の余白(罫線から文字までの距離)、段落のインデント、均等割り付け、表のオプション、セルの配置、行間の間隔、文字の位置


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(1)表の作成
「罫線/挿入/表」より25行8列の表を作成します。行は上から順番に数えると良いのですが、列はセルの結合で作成したと考え、結合前はどうだったかを考えます。
左から右へ順番に線を数えると、7本(外枠線は除く)あります。
これにより元は8列あった事が分かります。
列の幅は
95/8=11.9より12としました。
(自動でもOKです。)
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image (2)列幅
(a)セルの線から文字までの間隔を全て0にします。
(線と文字の間隔が同じでないので、あとで個別に設定しようと考えた為)

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(b)「表のプロパティ/列」で左より順番に
7.2, 6.2, 6.3, 27.5, 9.3, 4.9, 7.0, 26.6を入れます。
方法:
1列目の7.2を入れたら「次の列」をクリックします。そして2列目の6.2を入れます。これを3列から8列まで繰り返します。




clip_image002


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(3)セルの結合
印刷物と同じくなるようセルを結合します。
方法:
●セルを選択したら右クリック、「セルの結合」を選択
●セルを選択したら「罫線/セルの結合」●セルを選択したら罫線ツールバーの結合アイコンをクリック
(あらかじめ行/列の挿入・結合・削除などのアイコンを登録しておく)

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clip_image002[7]

●高さ1mmのセルは罫線なしに変更しやすいように全部のセルを結合しました。
(高さ1mmにしてからだとやりにくいです。)
●結合する順番は分かりやすい所からやります。間違ったら「元に戻す」を選択。
全体の形をイメージしながら作業します。

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(4)縦書き
縦書きのセルを「書式/縦書き横書き」より縦にします。
(行の高さを決めてからだと、この命令で高さが変化してしまうので、これを先にやります。)

(5)文字のサイズ設定
印刷物より文字のサイズを測ります。2.5mmならば
2.5mm/0.353=7P
の計算で7ポイントとします。

また書体の形からフォントはMSゴシックとします。

※(角地・間口)だけが6Pです。
※作業の始めにページ設定で標準の文字サイズを7pにしても良い。
(この表だけを作成するならこの方が楽です。)




















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(6)高さ1mm行の処置
外枠を罫線なしにします。
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にして外枠線をドラッグします。

(7)行の高さ
(a)「表のプロパティ/行」で1行目の高さを18.0にします。
(「高さ」は「固定値」)
(b)「次の行」をクリックし、2行目の高さ12.0を入れます。
(c)25行までこれを繰り返します。
(d)1行目から高さをチェックします。

(8)文字入力と段落設定及び配置
(a)文字を入れます。
(b)必要に応じて均等割り付け等をします。
(c)必要に応じて、「書式/段落」のインデントを小さくします。
(文字がセルに入らないとき)
(d)必要に応じてセルの配置を中央にします。
(右クリックでセルの配置)
(e)必要に応じて、文字のサイズを小さくします。
(f)必要に応じて文字の間隔を狭くします。
(g)必要に応じて段落の間隔を狭くします。

 

 


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(9)一つ一つチェックし不都合があれば修正します。
目標は文字と線との間隔が上下(左右)同じであること。
セルの中央に文字が来ていること。

出来るだけ同じ書体・サイズを使用すること。





関連ページ
日本経済新聞風のレイアウト

「罫線を引く」で作る表

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「罫線を引く」を使って次のような表を作る方法です。
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(2)
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(3)
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(4)
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(5)
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(6)文字入力、網掛け、罫線サイズなどのレイアウト
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(7)1列目と4列目のサイズ決定
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(8)2列目と3列目を選択して、「罫線/自動調整/列の幅を揃える」を選択
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プリンタの印刷可能範囲

プリンタの印刷可能な範囲を調べたい時は次のようにします。
(a)ワードを起動
(b)「ファイル/ページ設定/余白」を選択
(c)上下左右の余白を全て0mmにします。
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(d)次のメッセージが出るので「修正」をクリックします。
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(e)ここで出た数値がプリンタの印刷可能最少余白になります。
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オートシェイプの上下

オートシェイプを選択して右クリック、「順序」より行う。
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オートシェイプ内に文字追加

オートシェイプを選択して右クリック、「テキストの追加」より行う。
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オートシェイプ(テキストボックス)枠と文字との距離

書式設定内の「テキストボックス」で設定します。左右上下を全て0mmにすると、テキストボックス内に入る文字数が増加します。

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テキストボックスで描画キャンパスが出ないようにするには

Word2000に慣れたユーザーにはこの描画キャンパスが邪魔に感じれる事があります。
そんなときは次のように設定すると出なくなります。

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「ツール/オプション/全般」で下図のようにします。
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こうすると次からは描画キャンパスが出ません。

2007年12月12日水曜日

画像の自動縮小

デジカメ写真の挿入は一般的には「挿入/図/ファイルから」で行いますが、画像編集ソフトから直接コピペで行うと作業性が増します。そのとき問題になるのが、挿入後の画像サイズです。挿入してからマウスでサイズを変更するのではなく、挿入前に決めた枠内に自動縮小で収まってくれればスンナリ行きます。
ここではテキストボックスと罫線を使った方法を次に示します。

(1)テキストボックスを使用
(a)ワード文書内にテキストボックスを描きます。
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(b)画像編集ソフトでコピー
Picasa2やJTrimで編集が終わったらコピーします。 (ここではPicasa2使用)
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(c)ワードのテキストボックス内にカーソルを置く
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(d)貼り付けを選択
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(e)テキストボックス枠外をクリック
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(f)ギザギザの上で右クリックし、「テキストボックスの書式設定」を選択後、線を「線なし」に設定
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(g)完成
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関連ページ
テキストボックスをキーで操作する方法

(2)罫線の使用
(a)2列10行の表を挿入 (多い時はあとで削除)
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(b)表が挿入されたところ
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(c)表のオプションで「自動的にセルのサイズを変更する」のチェックを外す
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(d)Picasa2の編集画面でコピー
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(e)ワードで貼り付け
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(f)1行おきに貼り付け
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(g)下の4行を削除して文字入れ
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(h)ページ下に余裕があるので、余白を挿入(手順1でEnter)image

(i)罫線なしに設定

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(j)完成
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●表のグリッド線の表示はオフにしています。
●文書上にタイトルを入れる時は2行目から画像を挿入します。
●行間の調整は「書式/段落」でも出来ます。

関連ページ
我が家のシェフに弟子入り
Picasa2の使い方

2007年11月21日水曜日

画像のトリミング

image (1)画像を文書内に読み込みます。
(2)画像をクリックします。
(3)右クリックし、[図]ツールバーを表示させます。
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(4)トリミングをクリックします。
image (5)マウスを画像の左上に持って行きます。
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(6)マウス先の形状が変わったらドラッグします。
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(7)トリミングしたい所までマウスをドラッグします。
(8)位置が決まったら、手を放します。

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(9)右下についても同様にやります。
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(10)次にようになりました。
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